現代的ダンスバイブル

ダンスは移ろいゆくもの、そんなダンスの古く新しいバイブル

大人にダマされるな

ダンスをわかることはない

それは自然物の肉体から溢れ出るもの

それは天気のようなもの

天気を研究することはできる

分析することもできる

でも天気の全てをわかることは出来ない

そしてもしわかったとして

自分が死ぬまでの天気が全てわかったとして

それは楽しいのだろうか

わからない、不安定

と言う事を楽しめないのだろうか?

雨の日は傘をさした方が良い

雨を彈き濡れない服も作れる

でも雨に濡れる楽しみはどこに行った?

無知で無垢だった子供の頃の

水たまりで遊ぶ喜びはどこに行った?

研究すること

追求することが

悪いと言ってるんじゃない

良い悪いの二分法の話ではない

ただ

最初の頃のシンプルな

踊る喜び

カラダが動く喜びは

どこにいってしまったのだろうか

その喜びは

他の誰かには教えてもらえない

偉い先生にも教えてもらえない

自分だけが自分の楽しさを知っている

70億分の1

たった一つのかけがえない

感性、感覚を大切に

育ててもらいたい。


ぼくも大人たちに

種を傷つけられ

苗を植え替えられ

こねくり回された一人なのだから。

忘れていた

純粋な心身を

丁寧に観察して

育てている最中

社会のリズムじゃなく

自分の心身のリズムで生きよう